80年前の沖縄戦では、さまざまなかたちで住民の命が奪われました。その中で、あまり語られてこなかったとして改めて伝え残そうという動きが出ているのが、旧日本軍による住民殺害です。遺族や地元の人たちは、なぜいま伝えたいと考えるのか、取材しました。 (NHK沖縄 市川可奈子カメラマン・堀井香菜子記者) 【制作が進むレリーフ】 沖縄本島の西およそ100キロにある久米島です。いま80年前に起きた悲劇を伝えるレリーフの制作が進められています。 久米島では旧日本軍の部隊によって、住民20人が殺害されました。有志の実行委員会では8月の「終戦の日」に追悼集会を開き、レリーフの除幕を行う予定です。 (実行委員会 神里稔会長) 「後世に、将来的に残して、永久平和を願って取り組んでいきたい」 【久米島の住民はなぜ命を奪われたのか】 なぜ住民の命が奪われたのか。地元で30年以上、平和ガイドをしている佐久田勇さんに聞き
