(CNN) 地球の気温上昇が、世界中の食用作物に壊滅的な打撃をもたらしつつある。とりわけ米国での影響については懸念が大きく、今世紀末までに主要品目の生産量が半減するとの予測も出ている。広範に対象を設定した新たな分析で明らかになった。 化石燃料由来の気候危機が及ぼす多くの影響のうち、世界の食糧システムへの被害は最も恐ろしい部類に入る。しかし作物に対する気候変動の全般的な影響は立証が困難で、議論は紛糾している。そのような影響を農家の取り組みでどの程度相殺できるのかといった問題についても同様だ。 8カ月がかりで行った今回の新たな分析は、「それらの両方の問題に真に対処する最初の取り組み」となる。論文著者でスタンフォード・ドーア・スクール・オブ・サステイナビリティーのグローバル環境政策担当教授、ソロモン・シャン氏が明らかにした。 科学者らはトウモロコシ、大豆、米、小麦、キャッサバ、ソルガムの6種の食
