この画像を大きなサイズで見る紀元前430年8月30日午前5時30分のアテナ像との太陽の位置関係 / The author Juan de Lara (© Delara) 古代ギリシャのパルテノン神殿内部は、「太陽の光に照らされた明るく開放的な神殿」というイメージがあったが、実は意図的に暗く設計されていたことが最新の研究で判明した。 建築と光の精緻な演出により、女神アテナ像が特別な瞬間だけ神々しく輝く「光の劇場」として設計されていたのである。 これは、オックスフォード大学の考古学者、フアン・デ・ララ氏主導のもと、最新のVRや3D、天文学や CGI技術を駆使し、かつてのパルテノン神殿をデジタル空間で再現したことにより明らかとなった。 それではパルテノン神殿の構造の謎にせまっていこう。 女神アテナを祀る古代ギリシャのパルテノン神殿 女神アテナ(アテーナー)を守護神とするパルテノン神殿は、ギリシャ
